スイーツの本場?ヨーロッパのおいしいもの情報を、あの甘味女王がお届けします。 |
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Vol.45 |
BIO ビオ・スイーツでクリスマス
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「BIO(ビオ)」という言葉をご存知ですか?
オーガニックと訳されることが多いので、そのほうが馴染みがあるかもしれませんね。厳密には「ビオ農業」とは、有機農業やオーガニック農業とはちょっとニュアンスが違って、安全性はもちろんのこと、ドイツを中心とした環境に配慮した考え方に基づく言葉だそうです。
ビオの本場だけあってドイツにはビオ専門のスーパーマーケットがあるのですが、初めて行った時はその充実の品揃えに圧倒されました。新鮮でおいしいハムやチーズ、パンにワイン、雑貨や日用品まで、店内にあるものすべてがビオ!普通の大型スーパーと同じような感覚で、ここで毎日の買い物をすませることができるのです。パッケージもセンスの良いものが多く、行くたびにワクワクしてしまいます。
もちろん、スイーツ・コーナーは入念にチェック。今の時期はクリスマスのお菓子たちで華やいでいます。我が家も今年はビオのお菓子でクリスマスを迎えよう!と、いろいろと買いこんでみました。(クリスマスを迎える前になくなってしまいそうですが・・・)
※ピンクの枠がある写真はクリックすると拡大写真が表示されます。
クリスマスを迎えるために欠かせない「アドベンツ・カレンダー」は、12月になると一日ずつ扉を開けていきます。扉を開けると中にはチョコレート!毎日わくわく。去年もここのカレンダーを買ったのですが、今年は違う絵柄にしてみました。
可愛い形のビターチョコレートがけ「スペキュロス」。はちみつや、シナモンなどのスパイスが入ったスペキュロスはもともとクリスマスのお菓子でしたが、今では一年中食べられる定番のお菓子になりました。
「ウィンターショコラーデ」その名も“冬のチョコレート”。ミルクチョコレートの中に砕いたスペキュロス入り。ざくざくとした食感が楽しいタブレットです。
ドイツの伝統的なクリスマス・スイーツ「レープクーヘン」のチリ味とジンジャー味を発見!もともとスパイス風味のお菓子なので意外に違和感なく食べられます。
日本でもおなじみのお菓子「グミ」もツリーやサンタさんの形になって登場。もちろんビオなので、アップル、オレンジ、など自然果汁そのままの素朴な色をしています。とてもジューシーで、やみつきになるおいしさ。
「アドベンツ・ティー」なるものを発見。 フルーツやハーブなどいろんな種類のお茶が入っていて、カレンダーのように一日ずつ楽しめるのです。クリスマス気分が盛り上がるパッケージが素敵。
これらのお菓子たちの材料はもちろんビオ。人工的な香料や添加物は使われていないので、素材そのものがもつ自然な香りとおいしさが味わえます。
ドイツではビオ中心の生活をする家庭が少なくありません。体に良い、という理由もありますが、環境に留意した生活が日常に浸透しているドイツならではのものかもしれません。それだけ需要があるので、お値段も他の国に比べると格段に安いのでしょう。消費者にとっては嬉しいことです。
日本ではまだまだお値段も高いし特別なもの、というイメージがありますが、体に安心なだけでなく環境に優しいビオの良さが、もっともっと広まっていくといいですね。
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