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Vol.23 |
ドイツのクリスマス II
クリスマスへカウントダウン☆アドベント
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クリスマスはドイツ人にとってとても大切なもの。
それだけにクリスマスを迎える準備にも力が入ります。
11月後半、クリスマスマルクトが現れる頃になると町は一段と華やかさがアップ。
クリスマスにむけてのカウントダウン、アドベントの始まりです。
アドベント(Advent)とは、キリスト教における降臨節(降臨節)のことで、クリスマスの4週間前の日曜日から始まります。
このアドベントの時期に欠かせないものがアドベンツカレンダー(Adventskalender)。
12月1日から24日までの特別な日めくりカレンダーです。
このカレンダーには1から24までの小窓が付いていて、それを開けると中には楽しい絵が書いてあったり、小さなお菓子が入っていたりと、何が現れるかは開けてからのお楽しみ。
クリスマスを待ちわびながらカウントダウンをするという、とっても楽しく美味しいカレンダーなのです。
※ピンクの枠がある写真はクリックすると拡大写真が表示されます。 |
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我が家の壁はちょっとした “アドベンツカレンダー・ギャラリー”。
通常、家庭では子供たちに一つずつカレンダーが用意されるのですが、子供のみならず大人もワクワク★
今日は何が出てくるかな〜 |
(↑) リンツのバブーシュカ型カレンダーはエキゾチックな雰囲気たっぷり。
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楽しい絵とBIOチョコレートが出てくるローゼンガルテンのカレンダー。(↓)
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(↑) 品質にこだわるコペヌールからは本格派プラリヌ。イラストも楽しい。
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家庭で手作りする人も多いそう。
こちらはデザイナーの友人作・アドベンツカレンダー。
小枝にたくさんの小袋を吊るして・・なんて可愛いアイデアでしょう!
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アドベントに欠かせないものがもうひとつ。
4本のキャンドルが付いたクリスマスリース、アドベンツクランツ(Adventskranz)です。
アドベントの初日の日曜日から一本ずつ各日曜日ごとに火を灯していき、4週目の日曜日に全てのキャンドルに火を灯します。
クリスマスが近づくごとにキャンドルの灯りが増え、気分もどんどん盛り上がっていきます。
色もサイズも様々。手作りする家庭も。
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教会では大きなアドベントクランツが。
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そしてまもなくクリスマスがやってきます。
年に一度のこの日には、家族や親戚が一堂に集まり、語らい、ごちそうを食べて過ごします。
日本では本来のクリスマスの姿とはずいぶん違う形になってきていますが、もともとはもっと厳かに家族でお祝いするもの。
ちょうど日本のお正月のようですね。
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