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(2013/04/01)

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イベント情報 第4回「サロン・ド・ショコラ」内覧会レポート

開催日時:2006年1月25日(水)〜1月30日(月)≪最終日18時終了≫
会場:伊勢丹新宿店本館6階催物場
http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjyuku/event/chocola/index.jsp

伊勢丹新宿店では第4回目の開催となる「サロン・ド・ショコラ」!!
今年の熱狂ぶりはどんな感じなのだろう?と少し緊張した面持ちで会場へ到着。
チョコレートの甘美な香り漂う入り口で会場の見取り図をもらい、さっそく中へ…。


マダム セツコ チョコレートアート:モナリザマダム セツコ チョコレートアート:浮世絵
まず最初に、パリの開場でも飾られていた「マダム セツコ」出品作の『浮世絵』と『モナ・リザ』の
チョコレートアートが目に飛び込んできました。
有名な絵画をチョコレートで表現できる技術はすごいと感心。
たくさんのイベント関係者や人々の間を縫うようにしてお目当てのブースを見つけ、今回のサロンの傾向や特徴などを見てきました。


「ピエール・エルメ」のブースでは、今回の新作『マスク ショコラ』やボンボンショコラなどが、ご自身のかわいい似顔絵と共に飾られ、エルメ氏のおちゃめな一面を垣間見れる展示になっていました。全体の商品構成としては、ボンボンショコラや鮮やかなパッケージに包まれたガナッシュ入りタブレットが中心商品として並べられていました。

ピエール・エルメ「マスクショコラ」

「ピエール マルコリーニ」はやはり、ラズベリー入りの『クールフランボワーズ』と
『シャンパントリュフ』のアソートが今年のメインのようで、1番目立つ位置に展示されていました。
真っ白いシャンパントリュフに囲まれた中に赤いハート型のクールフランボワーズがアクセントと なっていて、他のショコラ類よりひときわ華やかさを放っていました。

ピエール・マルコリーニ「マルコリーニセレクション」 ピエール・マルコリーニ「新作ショコラ」全品
その他にはこのイベントでのみ販売する(銀座店・羽田空港店でも販売しない)ショコラとして、
ダークチョコの中にカリブ産のカカオを使用したビターガナッシュの『ベルベンヌ』とダークチョコの中に4種のスパイスで香り付けをしたバターキャラメルの『キャトルエピス』が注目のようです。

「パスカル カフェ」はチョコレートだけではなく、チョコレートを購入した際に入れてくれる袋にも興味をひかれました。イエローがメインカラーで一見するとエアメールを送る時に使用する専用封筒のようですが、ただの紙袋ではなく、チョコレートのアロマを密封できる袋の作りになっているようでした。砂糖の使用を極力抑え、カカオそのものの風味を最大限に引き出すことにこだわるパスカル氏ならではだと思いました。

パスカル カフェ氏のショコラ袋

「メゾン フェルベール」は日本での人気を象徴するように、昨年よりもさらにブースを拡大。展示ブースでは、新進女性アーティストのベロ氏の作品と共に展示され、「コンフィチュールの妖精」と謳われる彼女の雰囲気をよりデフォルメする形で、注目度もひと際高い感じを受けました。

フェルベール&ベロ女史のコラボ1 メゾン・フェルベールのコンフィチュール フェルベール&ベロ女史のコラボ3

特徴としては、「パトリス シャポン」の商品『LE MUST HAVE』に代表されるように、厚さが薄く、コイン型(円盤型)をしたひと口タイプのチョコレートを出しているメゾンが多く見られました。
そのほか、「ファブリス・ジロット」『テロワール ド ブルゴーニュ』など、チョコの食感と共に薄さの中に様々なフレーバーのガナッシュを楽しめる、これぞ職人技!!と思わせるような一品だと思います。そして、「パスカル・カフェ」のカカオ別の薄型チョコ『パレ ファン「ピュア・プランテーション」』のような、カカオの原産地や含有量を限定し、その微妙な違いを楽しめるようなショコラもあちこちのメゾンで見ることができました。
ショコラティエ シャポン「MUST HAVE」 パスカル カフェ「パレ ファン」
もし、どこのチョコレートを買っていいのか迷った時は、25種類の中から好きなショコラを3個(追加料金で6個)選んで飲み物と楽しめるショコラバーがおすすめ。
お目当てのショコラを買う前に、他のショコラティエのショコラを少し味見することも可能ですし、新しい好みの味・お店を発見することができます。もちろん、ショコラと共にいただけるコーヒーもとてもおいしいので、会場内を歩き疲れた時にホット!ひと息つくにもうってつけです。
ショコラバーで食べたショコラ
ここで味わった「ブイエ」の『テ ア ラ ミュール エ バジリック』は、多くのショコラティエが出しているスパイスやハーブのボンボンショコラの中でも、このショコラはとても衝撃的でした。
バランスの良さ、さわやかなバジルの香りのやさしい広がりは、とても楽しく、想像力をかきたてるもので、言葉を失うような美味しさでした。

★サロン・ド・ショコラの感想★

昨年も早々に売り切れとなってしまった、ここでしか買えない「セレクションBOX」を買うために人々が売り場に殺到、そしてあっという間に長蛇の列。気がつけばどこも人・人・人だらけで身動きするのも大変なくらいでした。しかし、1箱でたくさんのシェフの味が楽しめる、というとても贅沢な「セレクションBOX」は誰でも欲しくなるような魅力的な1箱なんだと実感しました。

セレクションBOX12個入「ピエール・エルメ」のブースに寄った際に、かなりスリムに変身されて一瞬誰だかわからないくらいのエルメ氏ご自身と、クリスティーヌ・フェルベールさんが談笑されているのを見て、とても感動しました。
今まで写真だけでしか見たことのない人をこんなに近くで見れるとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。その後会場のあちこちで有名なシェフを発見!そのたびに内心ドキドキしてしまいました。購入したチョコにサインを求める姿や、写真を一緒に撮る姿もたくさん見かけました。普段はお会いできないようなシェフと身近に接する、こんなステキな体験ができるのも「サロン・ド・ショコラ」の醍醐味のひとつですね。

最近の特徴のひとつであるカカオの原産地や含有量を限定したショコラは、今まで日本で主流だったミルクチョコレートばかりを食べてきた者にとって、有名ショコラティエということだけではなく、ショコラの奥深さを知るための良い商品だと思います。そして、この「サロン・ド・ショコラ」がきっかけとなって、奥深いチョコレートの世界を楽しむ日本人の裾野が広がっていってくれたら、まだ日本に入ってきていない美味しいショコラを口にできる機会があるのではないかな!?と来年以降の「サロン・ド・ショコラ」に胸をわくわくさせて期待をしてしまいます。


Written by macaron.

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