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ゲルゼンキルヘェン
ドイツ/ゲルゼンキルヘェン

ゲルゼンキルヘェンのおいしい情報!
お城のレストランと日本茶カフェでスローな一日

ゲルゼンスタジアムゲルゼンキルヘェンといえばサッカーの町。
炭鉱山が閉鎖された町独特の寂しさを抱える一方、地元チーム「FCシャルケ04」の試合となれば町全体がサポーターというほどの盛り上がりを見せます。それだけに2006年ワールドカップ開催地に選ばれた喜びもひとしお。

およそ6万人のキャパシティを誇るドイツ初のドーム型スタジアム「アレーナ・アウフ・シャルケ」は、館内にビール専用管が張り巡らされどこでも美味しいビールを購入できるという、至れり尽くせりの近代的スタジアムです。

※ピンクの枠がある写真はクリックすると拡大写真が表示されます。

その堂々たるスタジアムが鎮座する郊外に、素敵なレストランを見つけました。

SHLOSS BERGE
シュロスベルゲ
Adenauerallee 103  45894 Gelsenkirchen  Tel:0209/1774-0
http://www.schloss-berge.de/

スタジアムから車で5分ほど行くと、森の中に可愛らしい建物が現れます。
“Shloss”とはドイツ語でお城の意味。そう、ここはお城をそのまま使ったホテル&レストラン。ドイツ国内には古城ホテルがたくさんありますが、こちらは比較的訪れやすい場所にありながら意外に知られていないようで、穴場と言えそうです。
シュロス 外観 シュロス庭
お城のレストランと言っても思いのほかカジュアルな雰囲気で、肩肘張らずにのんびりと食事を楽しむことができます。メニューは伝統的ドイツ料理をはじめ、フレンチ、イタリアンを取り入れた充実の内容。驚いたのがサービスで出される前菜の多さ!次から次へとお皿が並べられて、それだけでお腹一杯になってしまうほどでした。
(こちらではできるだけ小さいサイズのお料理を注文されることをおすすめします!)

シュロス 前菜 シュロス メイン
生ハム、チーズ、オリーブ、サラダetc. これがすべてサービスだなんてびっくり! 大きなポットに入ったラムと野菜のスープと、プリプリのホタテ料理。すごいボリューム!

暖かい日はテラス席が最高!お料理もさることながら、景色とおいしい空気もごちそうです。美しい庭園と緑に囲まれた中でゆっくりといただくお料理はまた格別なものです。


町の中心部に戻って。。。新しく生まれ変わった中央駅。
そこから伸びる歩行者天国周辺には、飲食店やショッピングエリアが集中しています。
道行く人々はトルコ、インド、東欧、アジアetc.国籍も様々。この町に暮らす人々の国籍が30カ国にも及ぶことからもいかに外国人が多いかがうかがえます。町を歩いているといたる所で“移民の町・ゲルジー(ゲルゼンキルへェンの愛称)”を実感。でもさすがに日本人はいないだろう・・と思わせるような町でもあります。

ところが!なんと日本人もいたのです!
小さなゲルジーでがんばっている日本人の方をご紹介しましょう。

TOKYO TEA ROOM
トーキョーティールーム
Hansemann str.1(am Wochenmarkt)  45879  Tel:0209 / 1 55 19 38

トーキョー外観

メインストリートをちょっと入った静かな場所にそのお店はありました。
その名も「トーキョーティールーム」。
この辺りには珍しいポップな外観とすっきりした内装は、どこか東京のカフェを思い出させてくれます。


ご主人は在日10年以上という日本通。2003年に日本人の奥様とともに帰国、ふるさとのゲルジーで店を始めました。“ティールーム”の名にふさわしく、お茶にはかなり力を入れています。なかでも日本茶は静岡で自ら選び抜いたものを直接仕入れているほどのこだわりよう。ドイツで(しかもゲルジーで!)こんなにも薫り高い銘茶をいただけるとは夢にも思いませんでした。ドイツのカフェではコーヒーを楽しむ人が多く、お茶はティーパックが主流。ましてやここゲルジーでの起業となると、さぞかしご苦労もあったのでは・・
「お茶を楽しむという文化があまり浸透していないせいか、最初は大変だったんですよ。途中から始めたお寿司が好評で、だんだん常連さんも増えてきました。今ではお寿司と一緒にお気に入りのお茶を楽しむ方が多いです。本物のお茶の美味しさをドイツの方にもっと知ってもらいたいですね。」と奥様。
夏には宇治金時カキ氷もいただけるとのこと。今から楽しみです。


トーキョー 寿司 トーキョー オーナー
“カフェでお寿司”のスタイルはドイツならでは。
ちょっと食べたい時に嬉しい。愛情こもってます!
二人三脚でがんばるお二人。
奥様とは外国に暮す日本人同士、すっかり話し込んでしまいました。

右隣では二人連れのご婦人がアフタヌーンティーを楽しみ、左隣のテーブルでは常連らしき若いカップルが「“いつもの”お寿司と玄米茶」を注文。慣れた箸さばきでおいしそうに食べていました。
“ゲルジーのなかの小さな日本”は、お二人の楽しく温かい人柄も手伝って、確実にファンを増やしているようです。
もちろん私もファンの一人となったことは言うまでもありません。

☆「トーキョーティールーム」を紹介してくれたのは友人Mさんでした。ダンケシェーン!
何を隠そう彼女も日本人。
ゲルジーでもひときわ目立つ立派なシアター「Musikteater im Revier」でダンサーとして活躍しています。

Musikteater im Revier
Kennedyplatz 1  45881  Tel:0209 / 4 29 29
http://www.musiktheater-im-revier.de

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